3.ファイルの追加と関数の実装

ファイルの追加

ToyStudio SDKのSrcフォルダにある「TaLib.cpp」をプロジェクトのフォルダにコピーし、 プロジェクトに追加します。 「TaLib.cpp」はToyStudio APIライブラリの一部であり、必ずプロジェクトに追加する必要があります。

また、ToyStudio APIライブラリを利用するためには、 TaLib.hファイルをソース コードにインクルードする必要があります。

#include "TaLib.h"

プラグイン関数の実装

プラグインを作成するためには、 プラグイン関数をプラグインのソース コードに実装する必要があります。 必須の関数は必ず実装する必要があり、 インポート機能を使用する場合はインポート要素の関数、 エクスポート機能を使用する場合はエクスポート要素の関数を実装します。 どの機能の要素を利用するかは TaGetPluginElements() で指示します。

必要な関数の外形が実装されたソース コードがSDKに用意されていますので、 今回はこれを利用します。 ToyStudio SDKのSrcフォルダにある TaPlugin.h、TaPlugin.cppファイルをプロジェクトのフォルダにコピーし、 プロジェクトに追加します。 後は、関数の中身をコーディングしてください。

デバッグ

Visual Studioの「デバッグ」メニューの「デバッグ開始」をクリックすると、 ToyStudioが自動的に起動しプラグインをデバッグ実行できます。 単純に実行するには「デバッグなしで開始」をクリックします。

ToyStudioが自動的に起動しない場合、 デバッグ用の「コマンド」、「作業ディレクトリ」の設定を行ってください。

プリコンパイル済みヘッダー

以上の作成例では、「プリコンパイル済みヘッダー ファイルを使用する」設定でプロジェクトが作成されています。 これを使用しない場合、プロジェクトに追加する「.cpp」ファイルの冒頭で、
#include "stdafx.h"
をコメントアウトし、代わりに
#define WIN32_LEAN_AND_MEAN
#include <windows.h>
の2行をアンコメントして使用してください。


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