TOYSTUDIO 1.6.3.0 をアップ ― vidro レンダリング対応 ―

ダウンロード」のページにTOYSTUDIO 1.6.3.0 をアップしました。今回のバージョンアップでは、以下の項目について更新を行いました。

「ボーンの追加/ウェイトの再セット」ダイアログに「チェックされているボーンのウェイト ブレンド率」を追加しました。これが0の場合はチェックされているボーンのウェイト値は全く変更されず、1の場合は完全に再計算されたウェイト値に更新されます。

「~ファイルの読み込み」ダイアログに「グリッド サイズを自動調整」、「ジョイントやヌル等の表示半径を自動調整」チェックチェックを追加。ネイティブ以外のファイルの読み込み時に、グリッド サイズやジョイントの表示半径を自動調整するかデフォルト値にするかを選択できるようになりました。

これらのデフォルト値については「シーン設定」ダイアログの「デフォルト値変更」のボタンをクリックして編集できます。

また、「マテリアル ウィンドウ」の下部に「マテリアル情報」ボタンが追加されました。これをクリックすると、

マテリアルを参照しているポリゴンやオブジェクトについての情報が表示されます。

vidro連携機能

拡張機能として、「レンダラー」メニューに「vidro ウィンドウ」を追加しました。このウィンドウでは、フリーのグローバル イルミネーション レンダラー 「vidro」との連携機能を提供しています。

マテリアル ウィンドウには、レンダラー用のマテリアル パラメータ設定用の「レンダラー」タブを追加しました。既存のマテリアルのパラメータに変更を加えることなく、手軽にレンダリングの調整を行うことができます。

vidroを使用したレンダリング方法についてのトピックとして、「16 vidro レンダリング」を追加しましたので、ご参照ください。

vidroはトゥーン シェーダー(ノン フォトリアリスティック レンダリング)にも対応しており、TOYSTUDIO本体のトゥーン シェーダー設定に対してほぼ忠実なレンダリング結果を得ることができます。
(↓TOYSTUDIO本体の表示)

(↓vidroのレンダリング結果)

また、今回TOYSTUDIO SDKのHTMLドキュメント(http://www.mechastudio.net/sdk/)を最新のDoxygenを使って再生成しました。検索等がやりやすくなりました。

その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。

本年もよろしくお願いします。

TOYSTUDIOをご使用いただきまして、いつもありがとうございます。

今後も、シンプルなデータ構造や操作の単純さを維持しながら、CGやゲーム制作の実作業に密着した機能を強化していきたいと思っています。

ご要望やバグ報告では、やはりと思える点や自身では気づきにくい点なども指摘していただき、開発を進める上で非常に参考になっております。

予定が遅れて誠に申し訳ございませんが、早々にvidro対応のバージョンアップを予定しています。もう少々お待ちください。

本年もよろしくお願いいたします。